ポポロクロイス物語スタッフリスト番外編

過去のネタ
リンク切れなどあるかと思いますがご容赦を。
誤記誤謬に気が付くと時々こっそり修正したりします。

2005年04月〜12月

松岡由貴と植田佳奈を闘わせたら一体どっちが勝つんでしょう
これってトリビアになりませんかね

「ということですが、会長。」
「いや〜ぜひみてみたいねぇ〜。」

などとどうでもいいことをほざいてサイトを消されないよう工作したりつつ
(2ヶ月くらい更新しなくても消されないのかxrea)
なんかいそがしいんですが
またクセのある方がクセのある仕事で楽しませてくれる作品がいっぱいはじまっていて
ほんまえらいことです。観てる分には。

しかし雪の女王は北極圏の永久凍土を溶かすくらい熱いですね。
再放送やった分の1〜4話、あれでその後の奇跡を納得させる基盤が構築できていて
出崎御大恐るべしとうならせられたり。
カイ捜索を決断したゲルダの眼、あれはエースをねらう眼ですよ。
いまハイテンション演出と云えば
中村憲由氏、ワタナベシンイチ氏、あと作画だと坂巻氏あたりが思い当たりますが
いやいやなんの出崎ハイテンションコンテ衰え知らずですよ。
惜しむらくは、デジタル化の問題で主線の不連続が許されないのでしょうか、
あの荒々しく味わい深いかすれた描線が拝見できないということなのですが
Gペンみたいな線だと杉野キャラはなんだか原哲夫っぽいです。

あと忘れないうちにメモっとくと
ギャラリーフェイクの機械時計の話で
精密な時計内部の機構をちゃんと3DCG化して動かしていたのは
一話完結TVシリーズの仕事としては地味に凄いことではなかったかと。
資料トレースするだけで逃げ出したくなるような作業をよくまあ。
なんか脚本演出絵コンテに同じ人の名前がありましたが(見慣れなくて偽名っぽい)
どういう方だったのでしょうか。

えーとまぁほかにもいろいろあるんですが
鉄壁の倉田ますなり劇場とか
脚本演出作画背景美術いずれもキャラ立ちしているのがすごい絶対少年の
少女のへそを狙う盗撮カメラワークとか
オレンジの透過光を巻き込んで二色茶煙が地を這う友永爆煙とかぶちゃむくれ友永顔とか
例によって錦織監督にいじられている白鳥由里とか
バジリスクのなめくじのおっちゃんとか観て
あんがいとしあわせな日々を送っているような気がしなくもないきょうこのごろ。

(2005年07月30日 記)

ピノン編、再コミック化!
今度はフルカラーだ!
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/kodomo/05032901.htm
ああっもっと早く知っていたら4月1日に使えたのにっ
(/.経由ね)

ちなみにピエトロ編は今でも読めるぞ!
http://www.jda.go.jp/j/library/pamphlet/index.html

http://www.jda.go.jp/j/library/images/pickles/

(2005年05月11日 記)

え〜世の中ホモ(アニメ)に付ける薬無し、などと申しまして
せいぜい尻穴に軟膏でも塗っておけと富山の薬売りも呆れておりますが
アニメ界ではホモ標準化進行中のご様子(知らんけど)

黄昏時に帰ってきたアニメ界の掟ひろきうつはものが贈る黄昏の真下伝説
守岡氏が監督補となっていますのでどこまで真下節と云えるのかわかりませんが
真下作品がCLAMP化していると云うべきかCLAMP作品が真下化していると云うべきか
いまのところそんな意味不明なかんじとしか。
まぁ例のオーバー10頭身ワールドをイヤミっぽく描いた造形は意地と解釈しておきます。(こら。)
そのうち真実の扉の向こうにある真下哲学の本質が露わになることでしょう。
しかしぜんぜんカードキャプターのとは関係ないんですねぇ。
そんなわけで火中の栗拾い大会にはなりそうになさそうで。
パラレル?スターシステム?しらんがなそんなもん。
世に偶然はない?全ては必然?へいへいまたですかそーですかどうぞ御勝手に。
こちとら記憶喪失少女がどんな原理か不明ですが夜空を漂う画だけでおなかいっぱいとくらぁ
(だからいい加減目を覚ませと)
むしろこっちがすげー観たいです。映画館に行くかも。
なんかすげーつまらんような気がしなくもないが、それでも行かねばならんような。
http://www.holic-tsubasa.com/tsubasa.html
流浪の絵コンテマン川崎逸朗氏(だから勝手に命名すなと)、もしかしてこれが初の劇場監督作?
んーでもなんかアムドライバーぽくなったりするのかも。
ぼくの地球を守ってに行くか、L&Rにいくか・・・まぁ期待しましょう
で、これはすなわち対真下戦と考えてよろしいですな(だから勝手に対立軸をつくるなと)

そして深夜の高河ゆんゆんアニメ・ヤマLESSオチLESSイミLESS
氏の漫画は知人(非ホモ)に無理矢理読めと渡されたアーシアンと
アフタヌーン連載時に妖精事件を拝読したのみですが
なんかこう女にたいする近親憎悪なのか
主人公以外の女性キャラがすごく愚かで醜く描かれているのが印象的で
(なぜかフェロモンたれながしの巨乳だったりするのがまたややこしく)
あとはある種の少女マンガに顕著な自己陶酔型被害者意識と
美形の男なら暴言暴行・ホモ・強姦・殺人何でも許される世界(え?曲解してる?)
そのへんが高い質でもって忠実に翻訳されていて感心しております(ほんとだよ)
ちなみにリアル二子玉川には、シーマン並の人工知能みたいなズレた会話を繰り返す
アタマの壊れた美形ロンゲの変態ホモにーちゃんはいませんので
(いやもしかしたらいるかもしれませんが)
「きちゃった・・・」とかちょっと前のコントネタみたいな台詞を吐きながら探しに来ないで下さいね。おねがい♪

そして深夜のニコタマアニメ・フタッコイ
こちらはニコタマ(玉じゃなくて魂なのね)に対する愛があって実によろしい景観アニメで
いや川向こうなので地元民ではありませんが行動範囲内なもので
聖地巡りも自由自在だぜ!(すな!)
てゆうか体感7、8割くらいロケに覚えがあるもので
なんかあの近辺って、まぁ実際は年中渋滞してて喧噪に満ちてるんですが
それでもちょっとはずれるとたしかに独特の空気が流れていて
普段は意識しないそれを作品を通して形にしてくれているという
いもしないUFO追って踊るように河川敷に向かうくだりなんて何故かぐっとくるものが
あーやっぱしこのアニメ客観的に観られないわ。
とゆーわけで全・肯・定!ツッコミ放棄!
鎌倉アニメにこだわりをもつ地元の人達を批判できません!(すな!)
馬鹿はさておき、ちゃんと出来の良いヘンテコアニメになってますよね。
双子の使い方がなんだかすごく贅沢というか潔いんですがよく割り切ったよなー
返歌としてもなかなかの曲者で。いまのところ。でもサイケはご勘弁。
ちなみに劇中でさりげに「カンクロー」とかいってましたが一種のネタバレのつもりなんでしょうか。

景観アニメと云えば深夜のブリティッシュトラッドメイドアニメ
岡村天斎回でしたか、階段を登るキャラを見上げて追うカメラで
PANつか背景スライドの向きがくいっと変わることで階段を上りきったことを表現してたのが
単純だけど意外となかった手法で面白かったです。
同じ回で、メイドさんはロングかオフで表情がわからないけど
冬馬由美の微細な芝居付けと先生の表情のリアクションだけで心理変化をみせていてこれまた感心。
てなぐあいにワンカットワンカットが緊張感に満ちていて疲れますが心地よく充実してます。
象の隊列を俯瞰で動かしてたのもすごかったなー(半ピッチくらいでうまくにげてたような)
夕方の奇名アニメでもネコの歩きが的確でしたが
ぴえろは動物作画には手を抜かせない方針でもあるのでしょうか(たまたま巧い人だったのかな)

(2005年05月10日 記)

脈絡無くつづき。

日曜朝の少年のまなざしアワー一発目
絢爛で夜明けの船がCG化されたときはついにヤキが回ったかとか思いましたが
やっぱり徹底したメカ手描き主義は健在で嬉しい限りです。
正にその象徴たるEDフィックスレスカメラ
これを観て3DCGは手書き作画の代替にはぜったいになり得ないと確信。
こういう全動画って、脳内に3Dグリッドが引けて、そこに都合に応じて無段階換装可能なレンズを備え、
なお且つ脳内結像から的確にキーフレームを選び出し描写する高速出力装置=腕を持つ
そんな優秀な作画さんでしか成し得ないものと考えますが
全部が全部キカイにちまちまきちきち遠回りな計算させていては
あの被写体を手で撫でるような感覚の色っぽいカメラ移動は絶対無理!リミテッド万歳!手描きに栄光あれ!
ゼェゼェ・・・まぁアホ話はともかく
これだけちゃんとできているとなんつうかこうあと一歩
(メカ手描き主義以外の)強烈な独自性つーか作家性とか手法的発明とか
なんらかのブレイクスルーが欲しくなっちゃうものでして
そんな贅沢極まりない欲望を胸に秘めて見続けるわけです。はい。
まだ序盤ですし、
サーファー団や軍だか秘密結社だかわからん制服組の関係性がまだよくみえてませんので
そのへんが描かれてくるとなんか悟りが開かれるのかも知れません。
ギョロ目少女のギョロ目、
あの年頃の男の子が自意識過剰気味に感じる女の子の目線を表しているようなかんじでいいですね。
あと主役メカの見せ方、
たっぷりと変形プロセス見せつけてくれるトミノ御大の手口のほうが
ストレス無いなぁ、やっぱし。まぁ手法の違いでしょうが。

しかしどうも受け手と造り手の時間の流れってかなり違いがあるような気がしてきました
受け手にとっては10年どころか20年、ヘタすりゃ30年前の作品すら昨日のことのように思い出せるものですが
造り手側に立つとほんの数年程度でもかなり昔の記憶の彼方にあって
例えば数年前に刷り込まれた作品に対してもうそろそろもういいかーやってみてもいいよなーとか思って
そんでもって実際にやっちゃう?やっちゃう?やっちゃおぉ〜^2とか(馬鹿)
そんなかんじだったりするのかなーなどとつい勝手な妄想をしてみたりなんかしたりして。(すんません)

日曜朝の少年のまなざしアワー二発目
クウガで途絶えたかと思われた方法論がちゃんと継承され熟成されているのが嬉しい限りです。
全般的にセンスのいい作品で、観客との情報の共有のさせ方なんか抜群ですが、
特撮のセンスもほんまいいよなぁ。
それに引き替え板野サーカス団を召喚してさえあの出来という円(以下略)
病み上がりで引退を控えたザンキさんが弟子に背中を見せつつマカモーに対峙する姿
ただそれだけの画なのにマジ泣きッすよ。
ついでにディスクアニマルのカニがあんまり可愛かったので買っちまいましたよ。

一応年頭の所信表明に従いまして。
変形も見事で(カニは単純なほう)いい造形だよなぁ。でも全種類揃えたくても売ってないんだよなぁ。

日曜朝の少年のまなざしアワー三発目
頭に謎の革を載っけたロリっ娘に加え乳おねいさんの参入で嬉しい限りです(それがオチか)。
しかしどうも受け手と造り手の時間の流れって(以下同上)
まーなんつーか雑つーか荒い造りではあるんですが
イマドキなキャラ造形はやっぱり魅力はありますよね。ね?(誰に?)
頭革娘に「ゾイド乗りだって教師になれる」と云われてあぁそうかーと朗らかに笑う少年
このシーンがなんかすげーよかったです。最近のアニメに抜けていたような感覚。
プラント、じゃなかったジェネレーターを修復する(職人を捜す)という旅の目的と
故郷の村をこれからも守るには銀色ゾイドやらを相手に二度と同じヘマはできないという悔恨から来る向上心
明確で感情移入できる行動原理が主人公にあるので親しみやすいし。
オモチャ販促アニメとしては前作のように伝説のゾイドを見つけるとかなんとか
身勝手つーかプライベートな行動原理のアホ主人公のほうが相応しいのかも知れませんけど。
脚本に松崎健一氏の御名前がありましたが
そうでない回でなんかどっかで聞き覚えのある台詞まわしが。あれはいったい。
オモチャ販促アニメに手間をかけずに身体性を与える魔法のトミノ台詞がここで炸裂するのか!か?

時に河森監督の新作はどうやら爆笑バカエロ電波路線で決まりっぽいですね
なんかこう釣りバカ日誌とやる気まんまんの読後感に近いようなかんじです
てことはアクエリオンはオットセイなのか!?(馬鹿)
いやあながち間違っていなような気も(さらに馬鹿)
なんか毎回ひどい目に遭う不憫なおねいさんは花束の少女役ってことですか?
まぁそれはどうでもいいとして
こっちもゲッター式の組み合わせ合体メカがすごいわりにイマイチカメラ映えがしないような
そのデザインの具現化だけでも十分天才的に凄いわけですから
各形態で機能的な無駄が存在しないバルキリーに匹敵するものを要求はしませんけど
なんつーか組み合わせ変える意味が画的に見えると画面映えするのかも
まー月面パンチとかやられたので突っ込む気も失せましたが。
あーしかしかんがえてみれば悟りプログラムで「そーなんだ!」となんか悟ったら
なんかよくわからんパワー発動てのも十分電波だよなぁ。
人型サーファーモードとタイヤのマッチングとかなんかよくわからんし。
ええいどいつもこいつも。

えーと今期はなんかいい感じの作品が多くてもう観るだけでたいへんです。
とりあえずももちゃんエンディングだけでなく本編でもがんばれ(やっぱり馬鹿)

(2005年05月10日 記)

はい、NARUTOです
いや普段の回でも(引き延ばしはあるにせよ)別段
作画チャクラを温存しているわけではなく
かなりしっかりと作画チャクラを放出して凄絶な死闘を展開しているという印象なのですが、
やはりここぞと云うときになるとその奥底に潜む
九尾の作画狐と作画呪印
が解放されてえらいことになるのですね
いったいこの作品に九尾の作画狐を封印したのは誰だ?作画呪印を施したのは誰なんだ?(馬鹿)
いやーもうあいかわらずのスパークぶりに至福眼福。
最近は他の多くのTVシリーズ作品でも十分に凄い作画・演出が拝見できるのですが
そのほとんどは(不遜な表現をご容赦いただくとして)「予想の範囲内」での凄さであって
いかに事前にスタッフ情報がある程度わかっていようとも、そこから突破してみせるほどの
観る側の予想範囲のさらに上を行く凄みというのは希有である
そう再確認せざるを得ないところであります。
(無論、それまでの回でのキャラ相関関係描写の積み重ねの下地があることを抜きにはできませんが)
しかし若林氏、ちょくちょくTVシリーズの演出・コンテで御名前クレジットされてるのを見かけますが
動の演出も静の演出もキレるてのはこの作品ぐらいのような気が
スタッフの映像演出テクニックの才が発揮されるかどうかは
究極的には制作体制に依存すると云う理なのでしょうか
その辺の見極めがどうにもむずかしいです。(見極めてどうする)
それにしても前回のうえき・・・もといトトロフィールドに続き
今回は水面滑空格闘フィールドですかー
エフェクト込みの作画スパークにはまったくおあつらえ向きの舞台でしたなぁ
水面に叩き付けられて派手な水しぶきと波紋を展開しつつなお
(地面とは違い)さらに水底へ滑り込む様子が視覚化できる!
これを空中でやれば8話の再現が(ええいいつまで夢を見とるか)
てゆーか一本フルだと観ているだけで息が詰まるわ脳からヘンな液体は分泌されるわで
もーぐったりっす。ふえ〜

(2005年05月04日 記)

すっかりわすれてましたが
PSP版ポポロのアニメスタッフってどうだったんでしょうか
検索掛けても出てきませんねぇ。
出来も気になりますが
あの面子に敢然と勝負を挑んだ猛者の御名前は知っておきたいところです
攻略本とか出ないのかな。

(2005年04月09日 記)

♪ぼーくーさーつーてんーしー♪
♪愛してるって云わなきゃ殺す♪
などとどうでもいい歌など歌っているうちに最終回パレードが過ぎ新番ラッシュ進行中で。
金曜はやっと一息ってところですな。

いやこんな形での競演とは実に楽しい
ユーフォーテーブルがテレコムに挑戦状を叩き付けるアニメ
(とか殊更に対立図式を云いすぎるのもちょっとナニですな)
フリクリオルタナティヴ もとい フタッコイですが
みょーに見覚えのある舞台設定にすっかりやられてしまいまして
ニコタマというロケーションの選択から人物関係描写、アクションのタイミングまで
なんともこう引っ掛け具合がイマドキなかんじですよねぇ。ほんとテレコムとは対照的な。
しかしまさかエンディングのクレイアニメ、キャラ毎に造り替えるんじゃなかろうな 死ぬぞ!
なんか次回をはらはら待ってしまいます。

河森監督の新作はどうやら叙情派電波少女アニメではなさそうで残念。(こら。)
廃墟舞台の異能少年系な出だしにはなんかまだ興味持てないのですが
とにかくメカを!ロボットの変形合体とか売りなんだから
もっとしっかりたっぷりねちっこく観せて欲しいと願うところです。

佐藤順一総監督の児童向け少女アニメのアーキタイプ
一瞬にして緊張を弛緩にもっていく手腕
そして誰でも理解できる必要十分な状況説明をさらりとやってのける情報処理能力
このへんにひたすら感心させられます。
(いやあたりまえっちゃああたりまえの仕事なんかもしれんでしょうが)
きんぎょ以来各方面に伝搬しまくった独特のコミカル様式も、
本来は説明の効率性から生じたテクニックなのかもしれません。

深夜のブリティッシュトラッドメイドアニメ
ぴえろ小林組が磐石のようでもう安心して観ています。
美鳥みたいにちとつらそうなギャグやらなくてもよさそうだし。
ホームズみた時、この時代のこの景観描写はTVじゃ無理やろとかおもったもんですが
がんばってますねーモブとかも。

黒田岩崎いつものアニメは
「ここはすごいひとがいっぱいです」だったかの締めの二人称台詞で
一番すごいのはおまえやろと云う
観客の心のツッコミを通じた目に見えざる一体感を醸し出したのがさすがです(なんだそれ)
これとぴえろ小林組アニメは共通してなんかキャラが微妙に馬面なんですが流行る兆しなんでしょうか馬面。
いや個人的にや好きですよ馬面。赤毛のアンの近藤キャラも馬面だったし(馬面馬面云うな。)
人物紹介テキストレイヤー、こんなことされても名前なんて覚えないよ
どうせかっこよさげにデザイン処理したいだけだろとかタカ括って観てたら
いつのまにか役職とかキャラの関係性が頭に入っていてちょっと感心。

今期新番中、笑いの神降臨先の最有力候補と思しきサンリオアニメ
作品に本来求められているであろう本筋とは関係なさそうなところで盛り上がるストーリー、
本編の空気と微妙に違う主題歌、
力のいれどころがズレたスタジオコメット名物アホCG、
じっと観ているとかわいさを通り越してなんか無性に踏み潰したくなる獣キャラ、
等々、笑いの神を召喚するための条件は既に整っています。実に楽しみです(こら。)

東映部隊によるトムス制作のカブトムシが光って吠えるアニメ
ほんまテレコムさんがサンライズ作品のローテにはいったりと
最近のアニメ業界はようわからんです(いや今も昔もようしらんですが)
そのへんの話はようわからんのでどうでもいいとして
描写の切断具合と余韻の持たせ方があいかわらずな山内節、
氏と組んだデジモン02映画系ノリがあいかわらずな吉田脚本、
微エロ成分まきちらしがあいかわらずな馬越キャラ、
ロードス・ストレンジドーン調のドンドコがあいかわらずな和田劇伴、
これでコロボックルものとくれば作品のカラーもハッキリしようってもんです
しっかしなんつーか
トムスでもこうした人集めができるんだったらなんでピノンポポロで以下略。

えーとあとはなんで坂田純一氏が監督を??なコミケアニメとか
他にも見所ある作品はあった気がしますが力つきたので又の機会に。
だから数おおすぎなんだって。

(2005年04月09日 記)

継続中の作品もなかなかいいかんじで。

もしかしたら今一番作画のセンスがいいんじゃないかと密かに思っているのがNHK教育サンデー野球アニメ。
アクションの入りと抜きのタイミングとか人体の捉え方とかすげーきもちいいんですよ。
いやけっこうへたれてたりレイアウトずれてたりはしてるんですけどね
そのへんお力の抜き具合も含めてなんかこう生理的な心地よさがある気がしてます。
ヘタレ込みのNHKアニメと云えば学園アリスもいいかんじですね。
なんかこれくらいの力の抜き具合が心地よく感じてしまうのは疲れているからでしょうか。
(いえ制作現場の方々は血の涙を流しておられる事と思いますが)

最初はそうでもなかったんですが最近気になっているのが深夜のマ行ハ行ラ行バ行アニメ
これはもしかして
萌え版MONSTERかっ!!
などとあほな妄想するくらいに特殊な収容施設の隠喩が見え隠れしているのも気になりますが
舞台となっているアパートの設定がすごく良いですね。
構想ビル群に囲まれた一区画の木造平屋建でそこそこ広い中庭を囲む口の字型平面配置
そのため常に視野をアパートの一部が(しかも明解なパース付きで)占めていて
カメラを縦PANすれば高層ビルがはいりこむことになるし
差し込む光の陰影にも自然と奥行きが生まれたりとか
演出の上でさりげなく効果的に使える手法を増やしているんではないかと。
こんなロケーションで貧乏人用賃貸アパートなんて現実的には絶対あり得ないところが
またお話的に裏がありそうななさそうな不安感を内包したりして(穿ちすぎですか?)
郵便ポストやデパートの案内とか点景も結構精密だったりなんか真面目な造りで
とてもWOWOW枠でアホアニメやってた監督さんとはおもえません。(こら。)

宮崎なぎさ監督のインダストリアルマスプロダクツアニメ
なんか監督のクレジットが消えていたんですがどういう事情でしょうか
しかし許せないのは OPの仕様変更だ
キャラ/声優のクレジットなど不要!てゆーか邪魔!
あのOPは
百均ショップの陳列棚であるからこそ秀逸なモダンデザインたり得ているのであって
百均商品に固有性=ブランドを付与するなど言語道断!改悪も甚だしいわっ!
ゼェゼェ・・・えーと本編はあいかわらず中身が記憶にないのですが
原宿近辺のモブが(動いてはいなかったものの)やたら丁寧でいったい何事かと。
これも百均商品には似つかわしくない品質なので受け入れ拒否!
このままこのクオリティでいくのなら、せっかくの秀逸なコンセプトが瓦解してしまうじゃないですか
だってほら、職人技のクオリティって百均商品の対極ですからね。
いったいこの作品になにが起きているのでしょう。(加藤みどりの声で)

あとはそうですね、モモちゃんがんばれ(馬鹿。)

(2005年04月09日 記)

なかむらたかし監督の21世紀日アニ転生アニメ
しっかりと2クール使い切って風呂敷閉じてくれて安心あんしん。
三井脚本でもオーパーツとかでてこなかったのでこれまたあんしん。
まあ前世とかも云っちゃあトンデモ成分ですが
これについては「子供を主人公にしつつ背負うものを与える」ための方便だと
監督がアニメTVで語っておられたので不問としましょう。
周辺から中心へと攻めていく図式にミスリードを堂々と絡める
ミステリー的手法が徹底されていておもしろかったです。
いうまでもなくこのモチーフの一つは白雪姫と7人の小人でしたが
まず「7人の小人」の側の描写から始めて「白雪姫」はその次に控えさせ
視点の置き方も白雪姫から見れば小人だけど小人から見れば巨人になるという転倒関係
この操作の効果でしょうか、終わってみれば随分と俯瞰的とゆーか
特定のキャラに視点をゆだねない造りになっていたような。
しかしなかむら氏はむっちゃ研ぎ澄まされた洗練をみせたかとおもえば
みょーにどんくさい画造りをしたりといまだにようわからんお方ですな〜
映画コンタクトをそのまんまパク・・・パロ・・・オマージュったりとか
例の白サルに拘ったりとか(まだ氏は宮崎信奉者なのでしょうか)
ヒロインであっても容赦なく口の端を歪ませたりとか
あいかわらず破片の大きさを揃えさせたりとか
まぁこのあたりが今のなかむら氏の芸風と認識しておきましょうか
日アニはハングリーハートやHxHで人材の充実ぶりをアピールしていて
この作品でもいい形で発揮されていたのではないでしょうか。
コナン再放送と合わせて山本二三美術を堪能できたのも幸甚でございました。
他にも音楽、色指定など際だって良い点の多い作品でしたね。書くこと多い多い。
ギリシア編の地獄行脚は記憶に残る名シーンだったと思います。

前田真宏監督の光学迷彩ホモアニメ
ガイメレフ決闘シーン(ホモ親友のほう)すごかったですねー。なんか一番印象にのこっていたり。
原作は確かガキの時分に子供向けにリライトされた奴を読んだっきりだったのですが
もっとなんつうかこう酸いも甘いも併せ噛むような風になるのかと思っていたら
やっぱし前田真宏氏はどことなく今敏氏と似たような指向性つーか
イタイ描写を好んで多用する他方で青年になりかけの少年の青臭さも残していたり
そんなかんじのまとめかただったような印象でした。
制作中にキャラへの思い入れが強くなり過ぎちゃったのかなー。脇役の待遇とか特に。
いやでもこれほどの作品が毎週拝めて幸せでしたよ。

ネコミミタライアニメ
なにがこの作品の主体でどこを最優先にすべきかをしっかり心得た造りが最高でした。
そう、バンパイヤの戦闘なんかよりも、
いつどのタイミングでタライが来るか?どこにネコミミが隠されているか?
こっちのほうがはるかに重要に決まっています。うむ。
これからネコミミとタライを取るとしたら、そりゃあなた考えてみて下さい、
代わりにコゼットの肖像クラスの密度が要求されるんですよ、
ネコミミとタライがどれだけの人命を救ったことか。(いや知りませんが)
この作品が業界に与えたインパクトも大きかったのでしょう
いまだにネコミミ旋風とタライショックが続いている様子です。
まったく罪作りな作品ですね。いやほんと楽しかったです。

自決・・・じゃなかった魔法少女隊アルスですが
このまとめ方はやはり小原信治氏の仕事なのでしょうか
まあお話よりも、ものすごい作画合戦がとにかく楽しい作品でした。
特に総集編、やっぱし笑っちゃうよなぁ。
(せ)先生キャラが違います!(c)島本和彦ってかんじで。
左右が切られていなければもっとよかったかもしれません。(TBS深夜枠もそうだぞコラ。)

大地監督のインチキ海外ドラマアニメ
リセットネタに記憶消去ネタの凶悪コンボを採用しながらもちゃんと楽しませてくれたので文句無し。
あのコンピューターボイスは何度聞いても爆笑でした。
しかしいろいろともめてたんでしょうかねー現場では。

地方局ムトウユージアニメはもう100人に訊いたら訊いてもいない20人も含めて皆が駄作と答えるであろう
120%の駄作であろうとはおもいますがなんか憎めないんだよなー
やっぱしどんなアホエロアニメでもキャラが能動的に動けば感情移入のしどころがあるってことですよ。うん。
(やっぱしなんかいいわけがましいな自分。)
こんどのクレしん映画がとっても心配です。ええ。

なにげにスタッフは賑やかだった気がするアムドライバー
ずっとギャグすれすれのシリアスがつづきましたが
それでも一年掛ければそれなりに感慨も残ります。
正義と力の所在に悩みながら彷徨うシンプルな形式の物語って
年に一本くらいは子供が観る時間帯にあってもいいんじゃないかと。

深夜の荒川構成脚本アニメ
次のクールからは、特撮部からアニメ制作に人事異動となった生田みつき146センチが主人公の
業界内情暴露メタフィクションアニメが始まるに違いないと楽しみにしていたのですが
なんかおわっちったようです。えーとやっぱし100%理解不能でした。
ここまで観客の理解を徹底的に拒み通した作品も希有にして空前でしょう。
絶後となっていただきたいものですが。

渡部高志監督のハードSFアニメ
いや、ハード SFというのは勝手な思いこみでしたすみません
これはハード SFでもなんでもない単なる現実世界のカリカチュアだったのですね
これだけ科学が発達していても情報操作に免疫が全くない人類
呆れるほど無能の上に作戦行動中は民間放送TV番組の視聴が義務づけられた軍隊
命より大切な船の持ち場を放棄して独断行動をとり全く無価値な死を遂げる機関部長
なるほど我々の現実はこうした不条理や愚行に溢れています。自戒自戒。
などとイヤミはほどほどにして、と
この作品、ほんのすこしの、それも掛ける手間もほとんど変えることなく(寧ろ省力化の方向で)
ちょっとした操作でずっと面白くなる可能性があった気がしてます
いやまあこういう物云いは現場の苦労を知らない受け手の傲慢ではあるんでしょうが
にしても折角SF設定のおもしろさ全開にできるチャンスだったのにすごくもったいないなぁと。
監督さん全話絵コンテってのは事情はともかく良いことだとは思います
しかしその一貫性が裏目に出るようではどうにも。
やはりこのお方、映像表現にはあんまり興味がない人なのでしょうか。
てなわけで、今春終了アニメの中で最も疲労感を与えたアニメとして記憶しておきます。

(2005年04月09日 記)


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